ちりめん本倶楽部とは

代表挨拶

Message

ちりめん本へのお誘い

 ちりめん本は手触りが命ですから触ったことがある人しかわからない本です。そこがちりめん本の魅力を伝えることを難しくしています。困りましたね。
ちりめん本とは浮世絵と同じく木版画に、当時始まった活版印刷を重ね、さらにちりめん加工をほどこして、印刷物というより美しい工芸品といえるものです。ゴッホも愛したちりめん絵と外国語を融合させ長谷川武次郎が西暦1885年(明治18年)頃にはじめました。
これまでは、むかし話シリーズから児童文学として扱われることが多かったのですが、内容はむかし話にとどまらず日本の紹介や仏教、外人の著作まで幅広く、捨てられる運命にあるカレンダーなどが数多く出版されています。
今まで国会図書館や大学などと個人の収集家によるコレクションが辛うじてその存在を保ってきました。でも全体像を把握するには程遠く、たがいの連携をとることで、より関係が広がり、くわしい研究ができるものと考えました。また、ちりめん本など目にしたことも手にしたこともない方の入り口になればとの思いです。
美しい本、美しい工芸品としてのちりめん本の魅力をぜひ知っていただきたい、深く知りたいと「ちりめん本倶楽部」とHPを立ち上げました。
多くの方々との交流を期待しています。
 

山村 光久
山村 光久

私たち(ちりめん本倶楽部の概要)

Overview

「ちりめん本倶楽部」は、明治期に日本から世界へ渡った希少な「ちりめん本(縮緬本)」の文化を調査・保護し、その魅力を広く発信するプラットフォームです。
 
私たちの大きな役割は、専門家による学術的知見と愛好家の情熱を融合させ、世界各地に点在する現物の所在を明らかにするとともに、かつて世界を驚かせた『紙でありながら布のような質感』を持つこの不思議な本の魅力をまだ見ぬ人々へ分かりやすく伝え、その感動と唯一無二の手仕事を次世代へと継承することを目指しています。
 
【本サイトが取り組むこと】
・ちりめん本の所在調査と保護活動
 海を渡った「日本の宝」を追跡し、その散逸を防ぐためのネットワークを構築します。
 国内外の所蔵情報の集約に努めます。
・企画展・鑑賞会のプロデュース
 画面越しでは伝わらない「しぼ(凹凸)」の質感や色彩。それらを直接体験できる企画展
 や、鑑賞会を開催します。
・文化の啓蒙と研究支援
 ちりめん本が辿った歴史や、和紙・木版の高度な技術を解説。
 正しい理解に基づいた「文化の再発見」を促します。
 
【本サイトで扱う対象】
・このホームページで扱う対象は、狭義のちりめん本(欧文彩色木版挿絵本)以外に、平
 紙本や白黒印刷の茶表紙などを含みます。
 
かつて海を渡り、世界中を魅了した日本の美。百年を経て再び手繰り寄せるその物語は、今を生きる私たちに新しい感動を届けてくれます。散らばったピースを繋ぎ、知れば知るほど愛おしいちりめん本の魅力を、あなたと一緒に分かち合えることを願っています。